楽天銀行スーパーローンは、個人事業主や自営業者でも申し込める銀行カードローン。
ただし個人事業主や自営業者の場合、申込時にはいくつか注意点があります。
注意点を把握してからでも、申し込みは遅くありません。
この記事紹介する、楽天銀行スーパーローンの特徴、実際に利用した経営者の口コミ・申込方法を見ていきましょう。
次章ではそもそも個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用するメリット・デメリットについて解説しています。
さっそく見ていきましょう。
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ビズローン編集長:田中 -
当サイト「ビズローン」の運営をしております、田中と申します。
中学3年生のとき、父親の借金によって家庭が崩壊・・・。
その後、母親の勤務している医療法人の奨学金制度を利用して4年制大学へ。
毎月5万円ずつの奨学金の返済を継続中。
しかし、この借金を背負ってでも、大学に行った経験はかけがえのないものとなっています。
借金の酸いも甘いも知るオトコとして、みなさんの資金調達のお困りごとを解決するサポートをしていきます!
個人事業主だと楽天銀行スーパーローンの審査通過は厳しい?
結論、個人事業主だからといって楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる直接的な原因にはなりません。
ビズローン編集部で実施した、銀行カードローンの利用実態調査より、楽天銀行スーパーローンを利用経験のある事業主がいるとわかりました。
ここでは楽天銀行スーパーローンを利用した事業主のプロフィールを紹介していきます。
40代・個人事業主 | |
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借入時の年収 | 600万円~700万円未満 |
借入状況 | 100万円~200万円以上 |
満足いったこと | いつも利用している銀行だったので申し込みやすく、気軽に利用できました。 |
不満に思うこと | 返してもまた借り入れが簡単にできるので、なかなか完済できない。 |
30代・個人事業主 | |
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借入時の年収 | 400万円~500万円未満 |
借入状況 | 5万円未満 |
満足いったこと | 楽天のサービスを普段から利用していたため、申込自体が簡単にできたため融資が当日に行われよかったです。 |
不満に思うこと | コールセンターの対応が良くない。 |
それぞれ借入時の年収は異なるため、収入の多い少ないが審査ポイントになる可能性は低いです。
重要なのは、他社からの借入状況や信用情報です。
次章で楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる人の特徴を紹介していきます。
楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる6つの原因
楽天銀行スーパーローンの審査に落ちてしまう原因は以下の6つです。
- 申込情報に誤りがある
- 提出書類に不備がある
- 信用情報に傷がある
- 楽天グループのサービスで金融事故の経験がある
- 在籍確認がとれない
- ご利用希望額や借入件数が多い
上記6つの項目にあてはまなければ、審査に通過する可能性がグッと高まるのです。
それでは楽天銀行スーパーローンの審査に落ちてしまう原因と対処法を、順番に確認していきましょう。
申込情報に誤りがある
楽天銀行スーパーローンに申し込むとき、本人情報や会社情報などに誤りがあると審査落ちの原因になります。
というのも楽天銀行スーパーローンは、信用できない人に融資はしないからです。
みなさんもお金を貸す立場になったとき、お金が返ってくる見込みがない人、または信用がない人にはお金を貸しませんよね。
仮に虚偽の申告が故意ではなかったとしても、楽天銀行スーパーローンの審査担当者は、虚偽の申告が故意かどうか判断できません。
楽天銀行スーパーローンの審査では、すべての情報を入力が完了すると確認画面に移ります。
提出書類に不備がある
楽天銀行スーパーローンに申し込む際には、以下2種類の書類の提出が必要です。
- 本人確認書類
- 収入証明書
なかでも収入証明書は、会社員と個人事業主では以下のように異なります。
個人事業主 | 会社員 |
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もし本人確認書類と収入証明書が提出できない場合には、審査落ちしてしまう場合があります。
事前に提出書類を用意しておけば、申し込みや審査がスムーズに進みます。
審査に時間をかけないためにも、提出書類は事前に用意しておきましょう。
信用情報に傷がある
信用情報とは、これまでのクレジットカードやローンの契約・利用履歴を言います。
楽天銀行スーパーローンへ申し込む前に、以下審査落ちの原因になりうる事項がないか確認しておきましょう。
- 別のローン返済を2ヶ月以上滞納している
- クレジットカードの支払いができていない
上記は審査落ちの原因になります。
理由は、楽天銀行スーパーローンから「すでに返済が困難なので、貸したお金を返してくれる可能性が低い」と判断されるからです。
私たちの信用情報は信用情報機関に保管されており、カードローン審査だけではなく、クレジットカードの審査や分割払いの審査などで活用されています。
楽天銀行スーパーローンの審査では、申込者の信用情報を個人信用情報機関で必ずチェックしているのです。
またローンやクレジットカードの延滞・滞納の履歴は、信用情報の傷(ブラックリスト)と呼ばれています。
なかでも任意整理や自己破産など、債務整理をした履歴は金融事故という扱いになり、審査落ちの原因になります。
ちなみに自分の信用情報は、個人信用情報機関に開示請求して確認できるので、不安な方は開示請求してみてはいかがでしょうか。
楽天グループのサービスで金融事故の経験がある
信用情報に傷がなくても、楽天グループのサービスで金融事故やトラブル経験があると審査に落ちる可能性があります。
なぜなら金融事故やトラブルを起こした記録は、社内及びグループ会社内に、半永久的に残ってしまうからです。
※個人信用情報機関は最長10年で金融事故の記録がなくなります
つまり過去に楽天モバイルの支払いを延滞したり、楽天証券でトラブルを起こしていたりすると、楽天銀行スーパーローンの審査に悪影響が出る可能性があるのです。
なお楽天グループのサービスには、以下の種類があるので参考にしてください。
- 楽天銀行
- 楽天証券
- 楽天Pay
- 楽天Edy
- 楽天カード
- 楽天生保
- 楽天損保
- 楽天モバイル
- 楽天市場
- 楽天トラベルなど
在籍確認がとれない
楽天銀行スーパーローンの審査では在籍確認が必須のため、在籍確認がとれないと審査が終わりません。
在籍確認とは、申込者が申込時に申告した勤務先で本当に働いているか確認する作業を言います。
個人事業主の場合、おのずと申込者が電話に出なければなりません。
会社員の場合は、本人が不在でも社内の誰かが電話に出てくれれば在籍確認が終了します。
楽天銀行スーパーローンが在籍確認の電話をしても、電話が取れないという場合は、審査が翌日に持ち越されてしまいます。
複数回、楽天銀行スーパーローンからの在籍確認の電話に対応できないと、審査に落ちてしまいます。
楽天銀行スーパーローンから最短でお金を借りたいなら、自分で在籍確認に対応できるタイミングを見計らって申し込むようにしてください。
ご利用希望額や借入件数が多い
契約希望額が高額すぎたり、借入件数が多かったりすると、楽天銀行スーパーローンの審査落ちてしまう場合があります。
というのも「返済するあてもないのにたくさん借りようとしている」と思われてしまうからです。
楽天銀行スーパーローンでは、消費者金融の総量規制と同様に、独自の基準で年収による貸付額の制限を行っています。
※総量規制とは、年収3分の1まで貸し付ける制限のこと。
他社借入件数が複数ある多重債務者の場合、希望契約金額が年収3分の1以下であったとしても、借り入れできない可能性が高いです。
楽天銀行スーパーローンの審査を少しでもスムーズに終わらせたいのなら、必要最低限の金額を希望し、借入先を整理してから申し込みましょう。
以上が楽天銀行スーパーローンの審査落ちにつながる6つの原因でした。
審査落ちの原因にあてはまらなかった方は、楽天銀行スーパーローンに申し込んでみましょう。
個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用するメリット・デメリット
繰り返しになりますが、楽天銀行スーパーローンは個人事業主であっても申し込めます。
とはいえ個人向けカードローンであるため、個人事業主だからこそ感じるメリット・デメットがあります。
まずは以下の内容をご覧ください。
メリット |
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---|---|
デメリット |
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それぞれ順番に解説していきます。
個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用するメリット
個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用すると以下のメリットが得られます。
- 最短即日に融資が受けられるから生産性が低下しない
- 担保や保証人なしで借入可能
最短即日に融資が受けられるから生産性が低下しない
楽天銀行スーパーローンは、最短即日の融資という特徴があります。
たとえば午前中に申し込みが完了した場合、早ければ当日中に審査結果の連絡があり借入可能です。
また契約から借り入れまで、すべての手続きがWEB上で完結するため、銀行で直接融資の相談する時間をとる必要がありません。
業種や業態によっては、支払いサイクルが入金よりも先に来てしまうという方もいるでしょう。
急ぎでお金が必要な個人事業主でも、必要書類さえ準備できれば即日融資が可能であるため、「すぐにお金が借りたい」と考えている場合に重宝します。
なお50万円以下の借り入れ希望であれば収入証明書なしで利用できるため、申込に必要な資料を用意する時間を取られずに済みます。
つまり仕事に集中しながらお金の問題を解決できるため、生産性を下げることなく資金調達が可能です。
担保や保証人なしで借入可能
楽天銀行スーパーローンだけに限らず、担保や保証人なしで借入可能なのは個人向けカードローンのメリットの一つです。
個人事業主として銀行などから借り入れる場合、担保や保証人を求められる可能性があります。
担保や保証人を決めたり、相談したりするストレスから解放されるため、楽天銀行スーパーローンは借り入れまでのハードルが低いと言えます。
ただし安易に借りられるからといって、支払能力を超えた借入希望額を提示するのはNGです。
年収の3分の1を超える借入希望は、審査が長引いて最悪の場合、審査落ちの可能性が高くなるため避けましょう。
また事業資金としての借り入れがNGであるため、個人の収入で返せる範囲で希望してください。
個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用するデメリット
ここからは、法人・個人事業主が楽天銀行スーパーローンを利用するデメリットを2つ紹介していきます。
- 法人・個人ビジネス用の口座への融資はできない
- 事業主・法人経営者は固定電話と所得証明が必須
ではそれぞれ順番に解説していきます。
法人・個人ビジネス用の口座への融資はできない
楽天銀行では個人向けの口座を持っていれば、事業用の口座開設できます。
とくに個人事業主においては、プライベートと事業が曖昧になりがちなところを防止するため、事業用口座を開設している方がいるのではないでしょうか。
・個人ビジネス口座
楽天銀行スーパーローンから楽天銀行口座への振込融資は即時入金です。
そこでビズローン編集部では、「ビジネス口座への振込融資も即時入金してもらえるのか」という疑問を直接カスタマーセンターに問い合わせてみました。
という回答でした。
残念ながら事業資金を目的に使えないこともあって、個人口座にのみ振込対応しているようです。
しかし個人ビジネス口座においては、口座名義を屋号付き(名前+屋号)にもできるため、外部の取引先からの信頼性を高めるられる点において役立ちます。
生活費などの資金サポートは個人口座を活用し、事業としてはビジネス口座を開設しておけば、資金管理の負担が軽減されると考えられます。
事業主・法人経営者は固定電話と所得証明書が必須
楽天銀行スーパーローンを利用するのであれば、個人事業主(自営業者)や法人経営者は所得証明をする必要があります。
また楽天スーパーローンの審査では、実在する勤務先に本当に申込者が所属しているかの確認する、在籍確認の電話が必ず行われます。
ここで注意すべき点があり、自営業は固定電話の回線を持たずに、携帯電話を利用している方も多いという点です。
実は楽天銀行スーパーローンの在籍確認では、固定電話番号のみ対応しています。
つまり固定電話を持たない個人事業主(自営業者)は、楽天銀行スーパーローンを使えません。
楽天銀行スーパーローンに申し込みする前に、固定電話の回線環境を整えましょう。
現状、固定電話がない事業主においては、別のカードローン活用を検討が必要です。
金利 | 限度額 | 審査時間 |
---|---|---|
年1.9%~14.5% | 10万円~800万円 | 最短即日 |
融資時間 | 資金用途 | 郵送物なし |
最短即日 | 生計費 |
楽天銀行スーパーローンの特徴
ここからは楽天銀行スーパーローンの特徴を2つ紹介していきます。
- 楽天会員はランクに応じて審査が優遇される
- 楽天銀行への融資は24時間対応
楽天会員はランクに応じて審査優遇
楽天銀行スーパーローンは、カードローンでは珍しい、審査優遇を公表しているカードローンです。
というのも楽天会員ランクに応じて審査優遇があります。
※必ずしもすべての楽天会員が審査の優遇を受けられるとは限りません。
楽天銀行への融資は24時間対応
楽天銀行スーパーローンの借り入れは、パソコンやスマートフォンを利用して、WEBから手続きすれば手数料無料で振り込んでくれます。
インターネット事業に精通している楽天グループだからこそ、カードローンもネットキャッシングで便利に使えるメリットがあります。
そして見逃せないのが、楽天銀行口座への振込融資です。
なんと受付時間は24時間365日(メンテナンス時間を除く)であり、即時振込に対応してもらえます。
「取引先への支払いに少しお金が足りない」
「個人事業主として活動し始めたけど入金が2カ月先でキツイ…」
上記のように、急ぎでお金を工面しなければならないケースで、楽天銀行スーパーローンは非常に頼もしいです。
その他にも電話での融資依頼や、提携ATMでのローンカードを活用してのキャッシングにも当然対応しています。
日頃から外出が多い方ならATMでの出金が便利で、全国のコンビニや提携する金融機関のATMが利用できます。
そのなかでも楽天銀行スーパーローンでは、一部金融機関でのATM利用手数料が無料となっています。
- ローソンATM
- セブン銀行ATM
- イーネットATM
上記のほかにも主要なコンビニだと、手数料なしで借りれるため、時間・場所を問わない利便性があります。
また楽天グループでは、さまざまなサービス・金融商品を扱っていることから、グループをまたいだポイント特典なども豊富です。
商品購入・入出金・借入など、すべてを楽天グループのサービスに一括すると、管理を楽にしつつポイント特典をお得に受けられます。
楽天銀行スーパーローンへ申し込む流れ
ここからは実際に申し込むときの流れを紹介していきます。
申し込み開始から借り入れまでの流れは以下のとおりです。
※楽天銀行口座や楽天IDの有無によりクリックする先が異なります。
詳しい申し込みの流れを確認する場合は、以下の【続きを読む】をクリックしてください。
なお楽天IDをお持ちの方は楽天銀行へ会員情報を引き継げます。
ここからは実際の申し込み画面を見ながらの解説になります。
確認をしたい方は、【続きを読む】をクリックしてください。
なお実際に筆者が申し込んでみた感想を、以下にまとめています。
初めて申し込んでみましたが、メールひとつとっても安心できる材料はあるんだなと感じました。
申込後に受信したメール画面とともに、以下感想をまとめているのでご覧ください!
まずは現在の就業状況を選択しましょう。
つづいて本人情報の入力画面へと移ります。
つづいて勤め先の情報入力を進めていきます。
つぎはカードローン申込情報についての入力を行います。
希望の利用限度額や登録する口座番号など、入力ミスが無いように気をつけてください。
最後に入力後確認ボタンを押すと、これまで入力した全項目を確認する画面になります。
最後に「ご入力情報を確認して送信」をクリックすれば申込完了です。
まとめ
個人事業主だからといって、楽天銀行スーパーローンの審査にはとおりにくいわけではありません。
審査に落ちる原因は、申込内容の不備や他社からの借入状況などさまざまあります。
そのため審査に落ちる原因で解説した、以下6つの内容を事前に確認しておけば、審査落ちを防げる可能性がグッと上がります。
- 申込情報に誤りがある
- 提出書類に不備がある
- 信用情報に傷がある
- 楽天グループのサービスで金融事故の経験がある
- 在籍確認がとれない
- ご利用希望額や借入件数が多い
また楽天銀行スーパーローンは、比較的金利が低いです。
いざ支払いが苦しくなったときの備えとしても活用できるため、ぜひ契約してみてください。