法人口座はどの銀行で開設しても同じだと思っていませんか?
銀行によって振込手数料やサービス内容には大きな違いがあります。
特に振込手数料は、銀行によって1回あたり100〜500円の違いがあります。
比較せずに選ぶと、年間で20万円以上の損になることも。
当記事では、以下の2つをご紹介します。
- 銀行ごとの振込手数料と月額料金の比較
- 特におすすめの法人口座とその特徴
をわかりやすくまとめました。
無駄なコスト減らし、20万円以上の損をさけたい方は参考にしてください!
年間でここまで差がつく!
法人口座の振込手数料比較
下記は毎月35件ずつ他の銀行に振り込みを行った場合の銀行別シミュレーションです。
銀行の選び方によって、年間で21万6,300円もコストの差が出ます。

つまり、 無駄な出費を抑えるためには、振込手数料が安い銀行を選ぶことが大切です。
銀行ごとの振込手数料を比較
| 銀行名 | 同行宛 | 他銀行宛 | 他銀行宛(年間) 月35回振込を行った場合 |
|---|---|---|---|
| 三井住友銀行 Trunk (ネット口座) |
0円 | 145円 | 6万900円 |
| GMOあおぞら (ネット口座) |
0円 | 143円 | 6万60円 |
| SBI住信銀行 (ネット口座) |
0円 | 145円 | 6万900円 |
| 楽天銀行 (ネット銀行) |
52円 | 229円 | 9万6,180円 |
| 横浜銀行 (地方銀行) |
0円 | 550円 | 23万1,000円 |
| 三菱UFJ (メガバンク) |
110円 | 660円 | 27万7,200円 |
| みずほ銀行 (メガバンク) |
0円 | 660円 | 27万7,200円 |
表では、ネット口座・地方銀行・メガバンク店舗型口座の振込手数料を比較しています。
三井住友銀行Trunkの他行宛振込手数料は145円なのに対し、三菱UFJ銀行は660円と、約4倍もの差があります。
振込手数料を少しでも抑えたいなら、ネット口座がおすすめです。
銀行ごとの月額料金を比較
| 銀行名 | 月額料金 |
|---|---|
| 三井住友銀行 Trunk (ネット口座) |
0円 |
| GMOあおぞら (ネット口座) |
0円 |
| SBI住信銀行 (ネット口座) |
0円 |
| 楽天銀行 (ネット銀行) |
0円 |
| 横浜銀行 (地方銀行) |
2,200円 |
| 三菱UFJ (メガバンク) |
1,760円 |
| みずほ銀行 (メガバンク) |
3,300円 |
ネット口座の多くは月額料金が無料で、経費削減に大きく貢献します。
振込手数料と同様に、月額料金も毎月のコストに大きく影響します。
コストを重視するなら、振込手数料だけでなく、月額料金の違いにもぜひ注目してみてください。
ネット口座4社を比較
![]() GMO あおぞらネット銀行 |
![]() NEO BANK |
![]() 楽天銀行 |
||
|---|---|---|---|---|
| 振込手数料 (同銀行宛) |
0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 振込手数料 (他銀行宛) |
145円 | 143円 とくとく会員なら129円 |
145円 条件を満たせば130円 |
150~229円 |
| 月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 口座数 | 約3,000万口座 (法人・個人合算) |
15万口座 | 10万口座 | 記載なし |
| 口座開設日数 | 最短翌営業日 | 最短即日 | 最短翌営業日 | 1週間~10日 (郵送必要) |
| キャンペーン | なし | なし | なし | なし |
| 公式サイト |
法人口座開設のおすすめの銀行3選を紹介
法人口座を選ぶなら、コスト面で優れるネット口座がおすすめです。
振込手数料が安く、月額料金が無料が多いため、経営の負担を軽減できます。
利用者が多く、多くの法人に選ばれているネット口座3社をご紹介します。
Trunkは三井住友銀行が提供する法人ネット口座です。メガバンクの信頼性に、ネット銀行の利便性と安さを兼ね備えています。
従来のメガバンクの顧客層とは異なり、創業初期から口座を開設いただけます。
| 振込手数料 (同銀行宛) |
振込手数料 (他銀行宛) |
月額料金 |
|---|---|---|
| 0円 | 145円 | 0円 |
おすすめポイント
- 口座開設から2か月間、毎月11回分までの振込手数料をキャッシュバック
- 会社設立1年未満の方は、口座開設月から6か月後の月末まで、毎月最大11回分をキャッシュバック
- メガバンク初の完全オンライン法人ネット口座
- 法人用クレジットカードの発行が可能。最大2%還元
- 手数料や月額費用が業界最安値水準
- 最短翌営業日に口座開設可能
- 社会保険料・税金・日本政策金融金庫等の自動支払に対応
口座開設の流れ
- メールアドレスの登録
- 法人口座開設画面にログイン
フォーム入力(スマホアプリから本人確認・法人情報の入力)
必要書類(事業内容が確認できるもの)をアップロード - Web面談
会社設立の目的・会社の事業内容など - サービス利用開始
| 振込手数料 (同銀行宛) |
振込手数料 (他銀行宛) |
月額料金 |
|---|---|---|
| 0円 | 143円 | 0円 |
おすすめポイント
- 口座開設から3か月間、本来143円の他銀行宛の振込手数料が月20回まで無料
- 創業1年未満の場合は創業月から12か月間、他銀行宛の振込手数料が月20回まで無料
- とくとく会員になれば振込手数料が129円(月額500円)
- 口座の申し込みから最短即日から取引可能
- バーチャルオフィスでも口座開設が可能
口座開設の流れ
- 口座開設のお申し込みフォームの入力
- 法人口座ナビにログインし、事業内容と必要書類を提出
- GMOあおぞらネット銀行からの郵便物を受け取り初期設定をして利用開始
| 振込手数料 (同銀行宛) |
振込手数料 (他銀行宛) |
月額料金 |
|---|---|---|
| 0円 | 130~145円 | 0円 |
おすすめポイント
- 前月の他銀行宛ての振込回数によって振込手数料が安くなる
- 必要書類が非常に少ない。
オンラインでの口座開設であれば代表者の本人確認書類のみで済む - 助成金や融資に関するサポートも提供されている
- Pay-easy対応で税金・保険料の支払いが可能
口座開設の流れ
- 口座開設のお申し込みフォームの入力
- スマートフォンで運転免許所を撮影し、アップロード
- 初期設定、口座のご利用開始(最短翌日)
登録されたメールアドレスに口座開設完了メールが届く
法人口座とビジネスカードは同時開設がおすすめ
法人口座を開設したら、次は経費管理や支払いに便利なビジネスカードを選びましょう。
ビジネスカードがあれば、ポイント還元や安心サポートなどのメリットも活用できます。
年会費 無料 のおすすめ2社をご紹介します。
スタートアップでも申し込みやすく、審査の通過率が高いビジネスカードです。
利用限度額の大きさを重視する方におすすめです。
| 年会費 | 発行 スピード |
ポイント 還元率 |
|---|---|---|
| 無料 | 最短3営業日 | 0.5%~1.5% |
| ETCカード | 国際ブランド | カード利用枠 |
| – | VISA | 最大10億円 |
おすすめポイント
- 年会費・カード発行費が無料。2年目以降も無料でご利用できます
- 電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応
- 不正利用された際は2,000万円まで補償
- 無料で追加カードの発行ができる(無制限)
部署や担当者ごとにカードを分けられる - 申し込みは身分証のみ。確定申告書・決算書不要
急な支払いが発生して手元資金が足りない時があるでしょう。
そんなときに活用されているのが、支払いを先延ばしできる新しい選択肢
おすすめポイント
- 支払いを最短60日間延長できる
- 手数料はたったの4%(一般的なファクタリング会社の手数料は10%)
- 登録~利用まで審査や書類提出が不要
- 振込名義を利用者にできるので、取引先に利用を知られ巣に支払いが可能
支払い.comはカード会社大手のクレディセゾンが運営しているから安心。
利用にあたっては、書類審査や面談が一切なし。
最短1日後の振り込みに対応しているにで、融資よりもスピーディです。
補遺人講座と一緒に備えておけば、毎月のお金の不安を減らし、資金繰りに追われない経営につながります。
銀行選びで悩んだら
銀行選びで悩んだら複数の銀行で口座を開設することをおすすめします。
- 口座が複数あれば入金用、送金用など使い分けができる
- 複数の銀行と取引関係を持つことで融資を受けやすくなる
- 各銀行との取引実績が信用力の向上につながる
- ネット口座なら複数口座を開設しても負担ゼロ
→申し込みはネットで完結、月額料金無料









