2021.04.06 2022.10.17

EC出店初心者におすすめ!モール型EC出店のメリットとデメリット

ECサイト運営
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EC出店初心者におすすめ!モール型EC出店のメリットとデメリット

ネットショップを始めるにあたって、必ず検討しなければならないのがECサイトの構築方法です。
その方法としては、楽天やYahoo!ショッピングに代表される「モール型ECサイト」か、自社独自に運営する「自社ECサイト」の2種類に大きく分かれます。
ここでは自社のEC事業に適した構築方法を選定できるよう「モール型ECサイト」についてご紹介してまいります。

モール型ECとは?

モール型ECとは?

インターネット上の1つのECプラットフォームに多数の店舗が同居する形で展開されている形態です。
ショッピングモールや商店街のテナント店舗のようなものと思っていただいて構いません。

代表的なモール型ECには楽天市場、ヤフーショッピング、ZOZOTOWN、Amazonといった大手ECモールがあります。
メルカリといった個人の出品者が集まるサイトもモール型ECの一種です。

モール型ECには運営側と出店側が存在する

モール型ECには、モールそのものを構築・運営する立場とそのモールに出店する立場に分かれます。

モール型ECには運営側と出店側が存在する

先に挙げた楽天市場やヤフーショッピング、ZOZOTOWN、Amazonが運営側(プラットフォーマー)に当たるわけですが、毎月のギャランティや手数料という形で出店者から徴収することで固定額を獲得できるため、出店数が増えれば増えるだけ事業スケールは大きくなります。

一方出店側は事業規模が小さくてもEC販売をスタートできる大手モール型ECのメリットを享受できます。この記事では主に大手モール型EC出店のメリット・デメリットについて
お伝えしていきます。

モール型EC出店のメリット

モール型EC出店のメリット

モールそのものに集客力がある

楽天市場をはじめとした大手ECモールはその知名度の高さやポイント制度による囲い込み施策などによって、あえてそのモールに流入してくるユーザーが存在します。
開店したその日からすでにモールへの集客ができているのは運営側としては大きな安心感につながると思います。

楽天市場を例にすると、モール内での購入、クレジットカード会社、銀行、携帯電話会社をすべて楽天グループで利用すると、楽天ポイントの還元率が通常より多くなる仕組みを構築することで、ポイント目当てのユーザーが自然とモールへと流入する流れをつくる集客方法は他社の追随を許さない状況が続いています。

モール出店そのものがショップへの信頼につながる

大手ECモールはいずれも知名度が高く、モールそのものに安心感があります。
そのため出店しているだけで顧客からの信頼が醸成されるわけです。

売上アップのノウハウが学べる(サポートが充実している)

すべてのモール型ECに当てはまるわけではないですが、楽天市場やヤフーショッピングは出店者向けに売上アップのノウハウ提供や販促コンサルティングをしてくれますので、EC特有の販促方法に精通していなくてもEC運営を始めやすいです。
ショップごとに担当コンサルタントがつくので積極的にコンタクトをとって活用していきましょう。

モール型ECのデメリット

モール型ECのデメリット

出店料や手数料が高い

楽天市場を例にとると、月額:19,500円(がんばれプラン)と月額出店料が高い部類に入ります。
決済手数料などの各種手数料やシステム利用料が加算されていき、利益を圧迫していきます。
ただし、ヤフーショッピングは月額出店料が無料なのでモール型ECは一律に高いというわけではありません。

ショップの独自性が出しにくくショップを覚えてもらいにくい

デザインやレイアウトの独自性が出しにくいことで、自店の特徴を表現しにくい面があります。
このため、自店で買ったというよりモールで買ったという意識の方がユーザーにもたれやすい傾向があります。
こうなるとモール内での価格競争に勝つことが購入率を高める上で必須となってしまいます。
結果的にブランディングがやりにくいのがモール型の大きな欠点と言えます。

モールへの集客力は高いが、必ずしも自店への集客につながるわけではない

先に記したとおりモールへの集客力が高いため、やり方次第では早期に自店への集客が見込めるのがモール出店のメリットであることは変わりません。
ただし、ショップの独自性が出しにくいことで他店との差別化が図りにくくなり、価格競争に巻き込まれたり、モールが提供する広告出稿に頼らざるを得なくなります。

顧客情報管理に制約がある

楽天市場でよく指摘されるのが「顧客情報をダウンロードできない」ということです。
メルマガ配信や顧客管理の仕組みを楽天の管理画面(RMS)上だけで利用することになります。
出店契約を続けない限り自店で顧客管理ができないわけですから、顧客データを経営資産と考えると出店側の自由度は低いと言わざるを得ません。

モール型ECはこんな方に向いている

モール型ECはこんな方に向いている

売りたい商品はあるがネット販売の経験がない方

販促と技術サポートが手厚いモール型ECなら、EC集客の知見がない初心者の方でも安心して開店できますし、ユーザーが抱くモールへの信頼度・安心感を享受できます。
従って開店当初から売り上げを生み出しやすくなります。

まとまった販売管理費をEC運営に充当できる方

楽天市場では出店料やシステム利用料、広告出稿費用がかさみます。
商品や出店年数にもよりますが、120万円程度の売上を毎月生み出そうとすると数十万程度の費用がかかる場合もあります。
まとまった販売管理費を毎月充当できることが売り上げアップにつながります。

また、モール型EC以外の運用方式としては自社で独立したECサイトを運用する「自社EC」があります。
自社ECとモール型EC出店のメリット・デメリットをまとめた記事「自社ECとモール型EC出店の違い。メリット・デメリットも。」という記事もございますのでそちらもぜひご覧くださいください。

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記事の投稿者 プラスワン編集部

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