リスティング広告の費用を抑えるには?
こんにちは、アカウントプランナーのH.Sです。
リスティング広告の費用対効果をアップさせる為、広告費を抑えるのは非常に重要です。
今回は広告費を抑える基本的な考え方から、実務でも行っている施策まで、5点ご紹介していきます。
方針1:クリック単価を下げる
単純な話ではありますが、広告がクリックされたときにかかる広告費の値段を下げることで費用を抑えていきます。
手法1:品質スコアを上げる
品質スコアとは「広告の推定クリック率」「広告と検索の関連性」「ランディングページの品質」によって広告の品質を決定するものです。広告文をわかりやすいものにする、リンク先のページの表示速度を上げる、といった改善を行うことでスコアを上げることが出来ます。
Google広告及びYahooスポンサードサーチでは、「入札クリック単価×品質スコア」という基準で広告の掲載順位が決定されています。品質スコアが高いほど、安いクリック単価で広告掲載が可能となります。
参考:Google公式「広告の掲載順位とランクの仕組み」
・手法2:1位にこだわらない
人気のキーワードで1位を取る場合、いかに品質スコアが高くともある程度のクリック単価がかかってしまいます。しかし広告の順位が2位以下でも「クリック率が高く成果が出ている」「比較検討が大前提の商品/サービスを扱っている」のであれば、無理をして2位へ掲載を狙う必要はありません。
むしろ、一日の広告予算に制限を設けている場合では入札単価を下げることでページを訪れてもらえる回数上限も多くなります。
例:一日の予算が10,000円で
・1位を狙い1クリック100円の場合
10000÷100円=100回のページ訪問
・2位以下で1クリック50円の場合
10000÷50円=200回のページ訪問
方針2:無駄な広告費を減らす
・手法1:キーワード除外を行う
リスティング広告のキーワード設定では「ケーキ屋 京都」のキーワードに入札した場合でも
「ケーキ屋 京都 駅周辺」
「ケーキ屋 京都 ランキング」
このようにキーワードにまで幅を持たせて配信を行うのが一般的です。
しかし、この配信を行う際
「ケーキ屋 京都 土地売却」
このように全くニーズの違うキーワードにまで配信がされてしまうというデメリットがあります。
そこで、「土地売却」が含まれた検索には広告を配信しないといった除外設定を施すことにより需要は取りこぼさないながらも無駄を省いた配信が可能です。
キーワード設定の詳しい考え方は「キーワード設定の考え方」で解説していますので、是非ご一読下さい。
・手法2:広告を出稿する日時を見直す
リスティング広告は新聞やチラシに比べ、掲載日時を細かく設定できるというメリットがあります。
例えば、toBの商材を売りたいときには、多くの会社が休みである土日には配信を行わないことで無駄な広告費を減らすことが出来る、というわけです。
(実際には土日にも需要がある可能性もありますので、実際に検索されているワード(=検索クエリ)を参考にした上で最適な配信日時を判断していきます。)
売りたい商材・サービスのターゲット顧客の行動を分析することで、配信を強化すべき時間、止めるべき時間、出すべき広告も変化します。是非分析を行ってみて下さい。
番外編
・リンク先ページの成約率を上げる
これまでは広告の管理画面上で出来ることを主に紹介しました。
しかし、リンク先のページの成約率を上げることで、大きく費用対効果を改善することが出来ます。単純に成約率が2倍になれば掛かる広告費は半分になる、という計算ですね。
例:
・月間の成約数100件を目指し、1クリックの値段100円、成約率2%の場合
100件÷0.02=5000クリック=50万円の広告費
・月間の成約数100件を目指し、1クリックの値段100円、成約率4%の場合
100件÷0.04=2500クリック=25万円の広告費
番外編という形で紹介はしましたが、リンク先ページの成約率は非常に大切ですので、常に意識して頂ければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リスティング広告は運用型広告と呼ばれ、出稿の仕方一つで効果が大きく変わってきます。今回ご紹介した方法を使い、広告費の無駄を減らして頂ければと思います。
最後にご紹介した「リンク先の成約率」につきましても、入力フォームの改善や商品画像の差し替えなど簡単なものからサイト自体のリニューアルまで、効果アップさせる施策は多くありますので、お困りのことがあれば是非弊社までご相談下さいませ!
記事の投稿者 H.S
2017年度入社のアカウントプランナーです。
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