ファイナンシャルプランナー飯田先生にインタビュー!
20代でカードローンを利用するのは、なかなかハードルが高そう。
若い人の中で、上記のような悩みを抱えている人は多いでしょう。
そこで今回、ファイナンシャルプランナーでフィンクルの監修もしていただいている、飯田先生に若年層のカードローン利用について、詳しくお話を聞かせていただきました。
若年層のカードローン利用について
細かい数値はわからないのですが、一昔よりかなり借りやすい状況になってはいます。
多くの人が使っている、PayPayやLINEからでもお金を借りられますからね。
実際、若い人でPayPayを利用している人は何人もいるじゃないですか。
そうなるとPayPay銀行にも親しみがわくし、だったらお金を借りようかなと思いますよね。
他にもCMや街中などでカードローンの広告が多くあり、私たちの生活に溶け込んでることから、カードローン利用の前段階のハードルがかなり低くなっているんですよ。
よって20代の人でも何ら抵抗なく、借りられる世の中になっているのは事実ですね。
若い人はどのカードローンを利用すればいい?
正直な話、本末転倒にはなるのですが、まずは身内から借りることです。
お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんに借りることをまずは考える。
もし身内に借りるのが難しそうなら、銀行カードローンか消費者金融カードローンで、自分のスペックに合ったカードローンを選んでください。
まずは名前の通ったカードローンを選ぶべきですね。
誰も知らないカードローンや貸金会社は、選ぶべきではないです。
やっぱり名前の通ったカードローンだと安心感もありますし、サービス内容も充実しています。
次にカードローンを選ぶ基準として、金利の低い銀行カードローンがいいかと思いますが、毎月の最低返済金額が低くて、完済までに時間がかかる可能性があります。
たとえば返済方法が口座振替のみで、返済金額が低く、長い時間借りっぱなしなんてことも考えられます。
返済期間が長ければ、支払う利息もどんどん増えてしまいますからね。
であれば金利が高い風に見える、消費者金融カードローンで無利息サービスがあるのもを使うとトータルでは、返済する金額が少ない可能性が高いですね。
特に短期間で返済できる場合、無利息サービスがある消費者金融カードローンのほうが断然お得なのです。
また銀行カードローンは、審査が厳しいうえに審査時間も長いので、それだったら最短即日で融資を受けられる、消費者金融カードローンのほうがいいかなって思っています。
よって短期間で返済できるのであれば、金利関係なく、無利息サービスがある消費者金融カードローンをおすすめします。
私は、数ある無利息サービスを提供している消費者金融カードローンの中でも、プロミスの無利息サービスが1番魅力的かなと思いますね。
プロミス以外の大手消費者金融カードローン(アイフル、アコム、レイク)の無利息サービスは、契約した翌日から発生します。
対してプロミスは、借入日の翌日から発生するのですよ。
私は、これは何気に大きいなと思っています。
カードローン名 | 無利息サービスの詳細 |
---|---|
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間無利息 |
アコム | 初回契約日の翌日から30日間無利息 |
レイク | 下記のいずれか (30日間・60日間・180日間の無利息サービスの併用不可)
|
アイフル | はじめての方なら、最大30日間無利息 |
カードローン名 | 金利(実質年率) |
---|---|
プロミス | 年4.5%~17.8% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
レイク | 年4.5%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
初めてカードローンを利用するなら、プロミスはすごく使いやすいかと思いますね。
まさにそのとおりですね。
お金が無くなってから慌ててお金を借りる手段を探すのではなく、今後のお金が必要になったときのために、カードローンに申し込んでおく。
お金が必要なかったら、利用しなくてもいいんですから。
そう考えていくと、プロミスの借入日の翌日からスタートする無利息サービスは、すごく魅力的ですよね。
限度額 | 金利 | 審査時間 | 融資時間 |
---|---|---|---|
最大500万円 | 年4.5%~17.8% | 最短3分 | 最短3分 |
学生 | パートアルバイト | 職場に電話なし | 郵送物なし |
原則、電話連絡なし |
- プロミス
がおすすめな方 - プロミス
が不向きな方
- 勤務先に電話連絡されたくない方
- 最短3分で借りたい方
- 本審査前にいくら借りられるか知りたい方
- 万が一に備えて無利息サービスのあるカードローンと契約したい方
※お申込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須です。
※高校生(定時制高校生含む)はお申し込みできません。
※18、19歳の方は契約にいたりづらい可能性があります。
クレジットカードを持っているならキャッシング枠も検討
もしクレジットカードを持っているなら、キャッシング枠を利用するのも検討してください。
キャッシングの枠さえあれば、すぐにお金を借りられます。
枠がなくても、クレジットカードを安全に使っていたら審査は通りやすいです。
今後クレジットカードを作る際、もしものためにキャッシング枠も一緒に作っておいたほうがいいかもしれませんね。
手軽なうえに、クレジットカードなので、持っていてもお金を借りていることがバレる心配がないですよね。
Visaのカードを持っていて、「この人Visa持っている」って思われないじゃないですか。
バレずにお金を借りたい選択肢としても、クレジットカードのキャッシングはありかなと思っています。
若い人がカードローンを利用するデメリット
やっぱり1番のデメリットは、借り癖がついてしまうことですね。
特に若い人は、借り癖がついてしまう傾向にあります。
何回も借りては返済してを繰り返していまい、借入残高が減らないっていう状況はあまりよくないですね。
普通だったら、減っていくはずの借入金額が減っていないというのはおかしいですから。
将来住宅ローンなどのローンを組む際、借入額が多いと借りられる金額が少なかったり、ローンが組めなかったりする可能性があります。
あとは、借り過ぎによる破産ですかね。
すべて借り癖が大きな火種となって、どんどん生活に影響していく可能性がありますよね。
そのためにもカードローンを利用する際には、自分が必要な額だけ借りる。
返済計画を立てたから、カードローンを利用してください。
カードローンが18歳から利用可能になったことについて
正直、今はどこの会社も様子を見ているかと思います。
実際18歳から融資をしているカードローンは、プロミスとアコムだけなので。
ただし18歳であっても高校生は、カードローンの利用はできません。
アコムに関しては、定時制なども高校生に含まれるので、20歳を超えていてもダメなのです。
よって18歳がカードローンから借りるのって、何気にハードルが高いんですよ。
満18歳になっていて、一定の収入がある人ってそこまでいないので、カードローンの審査に通過するのも難しいかと思っています。
仮に18歳の人がお金を借りられても、学生ローンみたいに10万円程の少額しか借りられないと思いますね。
貸す側もいくら新成人だからといって、何かあったときにお金が返ってこなかったら困るので、審査はかなり慎重になると思いますね。
そうですね。10万円以内の金額なら、家族など身内に相談して貸してもらったほうがいいかと思っています。
成人年齢の引き下げによって金融の事故は増える?
正直今15歳ぐらいの人が、18歳ぐらいになったときは熟成されたマーケットになっているかと思いますが、今はいろんな金融機関が様子見の状態なので、早々簡単には進まないかと思います。
逆に18.19歳をターゲットにした、変なビジネスが多くなっちゃうんじゃないかなとかなり懸念しています。
逆に、悪い商売にかり出される可能性もありますよね。
被害者だけではなく、危害を加える側になる人も増えるのではないかなと、懸念しています。
そうですね。ただ今まで日本で金銭教育をしていないのに、大丈夫かなって少し心配です。
正直20歳でもトラブルが多いのに、それを2年も縮めて18歳にした理由がイマイチわからないですね。笑
年齢の引き下げは金融以外にも、選挙権なども理由はあると思いますが。
ただ年齢を引き下げても、土俵が整っていないのですよ。
悪い商売ばかりが広がって行く気がして心配です。
そうなんすよ。今までなら18歳がお金を借りる際、親の同意が必ず必要だったのが、いらなくなったのですから。
高校卒業して借金漬けの毎日って最悪ですよね。
また18歳は金融の知識がまったくない人が多いのです。
教える側が導いてあげないと、何を学んだらいいのかわからないと思うのですよ。
なので金融を教える側はすごく大変だと思いますよ。
若い人の金融の事故が増えないようにも、金銭教育やお金の経済についてもっと学べる環境を作る必要がありますね。
若い人がお金を借りることは悪いことではない
カードローンを利用して滞納なく完済した記録は、他ローンを組む際、間違いなくプラス評価になります。
そのため私は、お金を借りることがいけないとは思わないし、必要なら借りたほうがいいと思っています。
やるべきことがあったけど、お金がないから借りたというのは正しい行動であって、なんでも借りるのはダメ、というわけではありませんよね。
そうですね。悪いことさえしなければ私は、借りてもいいと思います。
お金借りるのを否定したら経済回らないでしょ。笑
どの会社もお金を借りて、何かしているわけですよね。
それが「個人ならダメ」「若いのに借金するな」っていう風潮がおかしいなとは思いますね。
あとFPをしていると多いのが、「住宅ローンとカードローンは別だ」という人がかなり多いのですよ。
お金を借りているという意味では、どちらも一緒ですからね。
若い人がカードローンを利用するのは、なにも悪いと思うことはないですよ。
若い人がカードローンからお金を借りる際に注意するポイント
若い世代の人がカードローンを利用する際の注意点は2点あります。
- 借りる金額と返す金額は違う
- 自分の必要な金額だけ借りる
借りる金額と返す金額は違う
やっぱり1番意識してほしいことは、借りる金額と返す金額は違うということです。
借りたお金を返す際、利息をプラスして返済しなくてはいけません。
それをしっかり理解しておかないと、後々返済で苦しむことになります。
あとは毎月支出を計算をして、返済に回せるお金が出てくるかどうかですよね。
もし毎月の収入で返済金額を賄えないのであれば、カードローンからの借り入れは危険です。
例えば借金を返済するための借り入れなどですね。
もし既に支出が多くて赤字の人は、お金を借りる方法ではなく、収入をどうやって増やすか考えたほうがいいです。
結局、毎月返済するお金がないなら、借りても返せないわけですから、借金がどんどん膨らんでしまいます。
1番は、臨時でお金が必要になった人ですね。
例えば友達の結婚式や親戚のお葬式、旅行などですね。
まとまったお金が5万~10万円必要ってなったとき、少額なので必ず返せると思うんですよ。
また消費者金融カードローンは、最短即日で融資が受けられるので、すぐにお金が必要な人にとっても非常に便利ではあります。
ただ臨時でお金が必要になった場合も、毎月の収入からどのくらい返済に回せるのか、把握しておく必要はありますね。
自分が必要な金額だけ借りる
もう1つの注意点が、自分の必要な金額だけ借りるということです。
10万円お金が必要で、カードローンの利用額が30万円に設定されても、自身が必要な10万円だけ借りてください。
設定された利用額を借りないといけない、という決まりはありません。
必要以上のお金を借りてしまうと、それこそ借り癖がついてしまい、返済の際に苦労します。
カードローンの利用額は借りられる金額であって、自分のお金ではないことをしっかり理解する必要があります。
あとこわいのが、必要以上に借り入れてしまうと、借りているという感覚がなくなってしまいます。
実際にFPをしていて、相談を受けることも多いです。
給料の他に、新しい収入源が増えたと勘違いしてしまうんですよ。
そうならないために、何度も繰り返しにはなりますが、
- 借りた金額と返す金額は違うということを理解
- 自分の必要な金額だけ借りる
若い人はこの2つに注意して、カードローンを利用してください。
まとめ
また飯田先生もまずは身内からお金を借りるのを推奨していました。
あくまでもカードローンからお金を借りるのは最終手段です。
もしカードローンからお金を借りるのなら、名前が通っている大手カードローンを利用しましょう。
20代でもカードローンを利用しても大丈夫なの?