ファイナンシャルプランナー飯田先生にインタビュー!2
カードローンの返済で気をつけることとかあるのかな?
上記のように、カードローンの返済について不安を抱えている人は多いでしょう。
そこで今回は、ファイナンシャルプランナーでフィンクルの監修もしている、飯田先生にカードローンの返済についてお話を聞きました。
カードローンの返済はどういう仕組み?
カードローンの毎月の返済額なのですが、そんなに難しく考えなくて大丈夫ですよ。
基本的にどのカードローンも返済の仕組みは同じで、残りの借入残高から利息を計算して、毎月の返済金額を算出しています。
毎月の返済は、借りたお金ではだけではなく、利息も含まれているので理解はしていきましょう。
なお借入残高に対して金利がかかるので、借入残高が少なければ少ないほど、かかる金利が低くなり、支払う利息も少なくなるのです。
つまりカードローンを利用するうえで、以下2点を理解しておけばいいでしょう。
- 残り借入残高から金利を計算している
- 返済金額には借りたお金以外にも利息を支払っている
また毎月の返済金額は、各カードローン会社が自動で算出して伝えてくれるので、自分で計算する必要はありませんよ。
返済のシミュレーションをしておこう!
返済のシミュレーションをしておくことですね。
今の借入残高がどのくらいなのか、あと何年で完済できるのか。
具体的に、以下の内容を抑えておけばいいかと思います。
- 現在の借入残高
- 毎月の返済金額
- 完済までにどのくらいかかるのか
上記の内容は、カードローンの公式サイトにある「返済シミュレーション」というツールで、簡単に出してくれます。
そのため自分でいちいち細かい計算をする必要がないのです。
ここで大事なのが、カードローンを利用する前に返済のシミュレーションをしておくことです!
毎月の返済で気をつけるポイント
気をつけてほしいのが、毎月の最低返済額ですね。銀行系カードローンに多いのですが、毎月1,000円から返済可能など、パッと見たら「1,000円でいいんだ」と思うかもしれません。
ただ毎月の返済金額が少ないと、もちろん返済する期間は長くなります。
返済期間が長いとそのぶん、金利が発生するので、支払う利息が多くなるのです。
返済金額が少ないと、毎月の返済負担はかからないものの、トータルで見ると支払う利息は多くなってしまいます。
今の返済金額なら、何年で完済できるのか確認する必要はありますね。
繰上返済をする
お金があるときにこまめに返済、つまり繰り上げ返済をしておくべきです。
例えば、ボーナスなどの臨時収入が入ったときですよね。
先ほど話したように、カードローンは借入残高から支払う利息を算出するので、借入残高が減れば支払う利息も少なくなりますよね。
早く返済が終わると、支払う利息ががかなり減ります。
だからこそ返済は、こまめに行ったほうがいいのです。
返済時に手数料がかからないカードローンを利用するべき!
先ほどこまめに返済するべきといいましたが、返済する際は、手数料がかからない返済方法を選んでください。これはすごく重要だと私は思っています。
銀行系のカードローンだと、自社の銀行ATMだと手数料がかからないけど、他のATMなら手数料取られてしまいます。
他のカード会社も、コンビニATMなど提携はしているけど手数料がかかる、というカードローンが多いのですよ。
また手数料は、会社によって多少違いはありますが、基本的に設定金額は以下のとおりです。
取扱金額 | 手数料 |
---|---|
1万円未満 | 110円 |
1万円以上 | 220円 |
せっかく返済して何も利用していないのに、手数料を取られるのってバカバカしくないですか?
払わなくていいお金を払っているわけで、非常にもったいないですよね。
だったら自分の生活圏で、手数料がかからない返済ができるカードローンを選べばいいのですよ。
あとは会社の通勤通路に、返済がかからないATMがあるだとかというのを確認しておいたほうがいいと思います。
あと口座振替だけだとなかなか借入残高が減らないので、ATMなど併用できるほうが安心です。
つまり返済の際、手数料をいかに抑えるかもポイントになってくるのですよ。
いくらこまめに返済をしても、毎回手数料を取られてしまっては意味がないですからね。
細かいですが、そこまで考えてカードローンを利用するべきなのです。
実際に借りたら満足して、返済まで考えている人は少ないですからね…
金利の低さがすべてではない
あとカードローンを選ぶうえで、どうしても金利の低いカードローンを選ぼうとする人が多いのですが、実はそうではないんのです。
表面的な金利もそうなのですが、もっと細かいところまで見る必要があります。
先ほど説明した手数料もそうです。
あとは返済方法ですね。
たとえば、みずほ銀行カードローンとバンクイックの金利と返済方法を見てください。
みずほ銀行カードローン | 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック |
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---|---|---|
金利 | 年2.0%~14.0% | 年1.8%~14.6% |
返済方法 |
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|
返済日 | 毎月10日 | 好きな日を選択 |
みずほ銀行カードローンの金利は低いのですが、返済日が選べません。
またみずほ銀行カードローンは、ATMで返済した場合、平日9:00~18:00の間は手数料がかかりませんが、それ以外の時間と土日祝は手数料がかかってしまいます。
対してバンクイックはみずほ銀行カードローンより金利は高いものの、返済日が自分の好きな日に選べるうえに、どの返済方法も24時間365日手数料無料で利用できるのです。
金利だけを見ると、みずほ銀行カードローンのほうがいいのでは、となるのですが、細かく見てみると、バンクイックのほうが柔軟な対応をしているというのがわかりますよね。
表面的な数字だけだはなく、付随しているものも見る必要があるのですよ。
結果金利の低いカードローンを利用したけど、毎回手数料を払っていたなんでこともありあえますからね。
まとめ
返済シミュレーションを利用すれば、自分が無理なく借りられる金額が見えてきます。
またカードローンの毎月の返済は、手数料がかからない返済方法で返済していきましょう。
表面上の金利だけでなく、自分の生活に合った返済方法ができるかも、カードローンを選ぶ大きなポイントですよ!
カードローンの返済が上手くいくか不安だな。