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現代の日本の起業意識
そもそも日本人は起業にどれほど意欲があるのでしょうか。
労働者の意識に関する最新の調査では、日本人の起業への意欲は33ヶ国・地域の中で最低で、70%近くが「起業の意志はない」という調査結果でした。(引用:人材サービス会社 ランスタッドより)
なぜ日本人はこれほどまでに起業をしないのでしょうか。
日本人が起業しない理由
日本人が起業しない理由は大きく分けて3つあると思います。
1.資金面
事業を運営するにあたって資金は必要不可欠です。
しかし、資金の調達方法がわからないという悩みを抱えている人が多いようです。
2.失敗のリスク
起業の一番怖いところは事業に失敗して資金がなくなってしまうところです。
たとえ、素晴らしい事業案があったとしても資金がなければ事業を運用することができません。
3.出る杭は打たれる文化
日本人は規律を重んじる傾向が強いので、目立つことや自発的に発言・行動することがあまり得意ではありません。
そのため、起業は目立つ行為なので、規律を重んじる日本の文化とは相容れられないため、ためらわれる風潮があります。
言い訳にすぎない
しかし、私は上記の3つの理由はただの言い訳に過ぎないと思います。
資金面に関して言えば、銀行の融資やクラウドファンディングなど調べればいろんな手段があります。行動すればいくらでも資金の調達はできます。
リスクの面で、新しいことに挑むとき、リスクを犯さないでしょうか。
起業という名前に変わっただけでハードルが高くなるということにはならないはずです。
また目立つことが恥ずかしいことを理由に行動できないことの方が恥ずかしいのではないでしょうか。
そうなると、起業をためらう理由はありません。では起業にはメリットが存在するのでしょうか。
起業のメリット
1.自分のやりたいことを自由にできる
起業すれば誰にも束縛されず、自分の考えや判断で自由に事業に取り組むことができます。
上司の命令を受けず、意思決定できることは、会社勤めと起業の大きな違いといえるでしょう。
その分責任は重いですが、事業が成功すれば、大きなやりがいを感じられます。
2.高収入を得られる可能性がある
会社勤めの人は自分の案件に成功すれば昇給などが見込めますが、給与の上限はある程度想定できます。
それに対して起業した場合、事業が軌道に乗れば想定しきれないほどの金額を得られることができます。
高収入を目標に高いモチベーションで働くことができるでしょう。
3.定年がない
自分が立ち上げた会社で、自分が望む限り働くことができます。
特に年金問題が深刻になっている今、定年後も年収を削減されることなく働けることは魅力的ではないでしょうか。
イベントへの思い(まとめ)
私は今の日本にたりないものが起業に凝縮されていると思います。
簡単に言えば、既存の社会からの脱皮をする手段の1つが起業ではないでしょうか。
リスクを負ってでも社会を良い方向に変える人がもっと出るならば、日本に住む人はより豊かな生活を送れると思います。
また私は交流イベントの対話を通して、互いが互いの背中を押し、「起業したい」から「起業する」というように考えを行動に移していただきたいと考えています。
参加される方は熱い思いをもっていらっしゃるのだと思います。
しかし考えを持っているだけでは何も始まりません。勇気をもって一歩踏み出せる人になりませんか。
そして伝統的な京都からイノベートなKYOTOにする人になりましょう。