インターンの目的
みなさんは、インターンの目的は何だと考えていますか?私個人としては就業体験をして企業を知ることではなく、大学卒業後の人生のベースづくりを行うことだと思っています。
その理由は2つあります。
1つ目はインターンを通して社会人として必要とされるものがわかるので、日常生活で何をすべきかがはっきりするからです。
そして2つ目は「なぜ仕事をするのか」「何のために生きているのか」という仕事観・人生観について考えることができるからです。
以上の2つの理由より比較的早い時期に開催されるインターンに参加することで自分の人生のベースについてゆっくり考えられると思いました。
ではインターンは就職活動をする上でどの位置づけなのでしょうか?
就職活動の順序
就職活動は大きく分けて3つの行程があります。
① 自分を知り、業界・企業を知る
② 自己PR・志望動機の作成(ES)
③ エントリー選考
自分にあった企業に就職するには、業界を知るだけでなく自分のことを知る必要があります。
しかし自己分析方法がわからなかったり、他己分析をお願いしても自分への理解が深まらなかったりする人はざらにいると思います。
私もそのうちの1人でした。しかし私はインターンに参加することで、深く自分を理解できるようになったのです!!
なかには、大学3年生・大学院1年生の冬からインターンに参加すれば間に合うと思っている人がいるかもしれません。でもちょっとまって!!実はその考え、もったいないです!
なぜもったいないのか?
下図を参照してみましょう。インターンに参加する学生の目的の大半が業界研究に偏っていることがわかります。
(リクルートキャリア 就職白書2018-インターンシップ編-から引用)
それよりも業界研究ももちろん大切なのですが、私は、インターンを通して自己分析をすることが重要だと考えています。
私が夏のインターンでグループワークに取り組んだとき、みんなの意見をまとめる役割が得意だと感じました。今まではどちらかというとリーダーについていくタイプだったので、新たな自分の発見に繋がりました。
このことから、大手志向ではなく、自分は入社してすぐに裁量の大きい仕事を任せてもらえるベンチャー企業に向いているのではないかと気付きました。
さらに今、就職活動を揺るがす大きなニュースが飛び込んできたのはご存知でしょうか?
20卒の学生までは大学3年生・大学院1年生の3月に説明会が解禁され、大学4年生・大学院2年生の6月に採用面接などが解禁される決まりでした。
しかし、21卒の学生以降は上記のようなルールを撤廃することを、経団連会長が決定したのです。つまり、企業は、好きなタイミングで採用活動を行えるようになったのです。
そうなると、大学1・2年生は20卒の人と同じように行動していては、希望の企業に入れるか危うくなります。なぜなら企業側は人材を学年問わず学生を囲い込めるようになるため、これまでより早い段階で採用募集を締め切る可能性が出てくるのです。
だからこそ、早い段階でインターンに参加して自分への理解を深め、将来のために行動することが求められます。
では学生はいつからインターンに参加しているのでしょうか。
インターン参加状況
(株式会社ディスコ2019年卒特別調査 「インターンシップに関する調査」から引用)
上記の図表より多くの学生が、インターンに初めて参加する時期は、夏よりも冬に多いことがわかります。また大学1・2年生のうちからインターンに参加する学生はごく少数であることが見てとれます。
逆に言えば、夏もしくは大学1・2年生からインターンに参加したほうがチャンスがふくらむと思いませんか?
理由は2つあります。
1つ目は他の学生と差をつけられることです。自己理解が深まるインターンに早い時期に参加すれば、他の学生よりも長い時間自分について考えることができます。
また2つ目は充実した生活を送れることです。自分への理解が深まれば、今自分がするべきことがはっきりと見えてきます。そうすれば、より充実した大学生活を送れるでしょう。
まとめ
私は夏のインターンを通して、自分への理解を深めることができました。それにより、今、自分が何をすべきかはっきりしたので、その目的に向かって充実した生活を送れることができています。
ぜひ、みなさんも早い時期にインターンに参加して、自己理解を深めてみてはいかがでしょうか。