京都の大手企業11選&老舗・中小・ベンチャー企業5選
京都の大手企業10選
こんにちは、京都に住む学生ライターのマルです。
私事ですが、僕はいま大学3回生なので、もうすぐ就職活動が始まります。
そこで企業研究をしてみたのですが、一つ気付いたことがあります。
それは・・・
日本で屈指の企業本社が、実は京都に多くある
ということです!
世界的なゲーム機メーカーである「任天堂」や、携帯電話などの電子機器でおなじみの「京セラ」などが現在、京都を拠点として事業を展開しています。
今回はそのような京都に本社を置く大手企業を11選、紹介していきます。
京都の大手企業11選
1.京セラ株式会社
2.日本電産
3.村田製作所
4.オムロン株式会社
5.任天堂株式会社
6.ローム株式会社
7.島津製作所
8.株式会社SCREENホールディングス
9.株式会社ワコールホールディングス
10.ニチコン株式会社
11.株式会社イシダ
1.京セラ株式会社 (KYOCERA Corporation)
創業:1959年
本社:京都市伏見区竹田鳥羽殿町6
従業員数:70,153名 (持分法適用子会社、持分法適用関連会社は除く。2017年3月末現在)
売上高:1兆4227億5400万円
平均年収:760万円
新卒採用者数:235名(2018年)
(『就職 四季報(2019年版)』より。以下同)
電子機器、情報機器、通信機器、セラミックなどを扱う大手メーカー。
主力製品はスマートフォンと携帯電話で、様々な機種を製造しています。
また太陽光発電システムなどの開発も進めています。
売上高は日本42.1%(2017年3月期)であり、半数以上は海外が占めています。
このように現在は海外事業が積極的におこなわれており、新卒採用には海外営業枠も多くあります。
英語などの語学力を活かして海外で活躍したいという学生にオススメですね。
また、京セラ株式会社は「京セラドーム大阪」、Jリーグ「京都サンガF.C.」、プロ野球「オリックスバッファローズ」のスポンサーも務めています。
関西に住んでいると京セラドーム大阪にライブやイベントで行くことも多いので、「京セラ」という名前にとても馴染みが深いです。
稲盛和夫氏が1959年に京都市中京区で「京都セラミツク株式会社」を創業したのが始まりです。
稲盛氏は京セラの創業後、第二電電(現・KDDI)を創業し、日本航空(JAL)の再建にも携わった実業家としても有名ですね。
一代で京セラを日本有数の大企業に発展させただけでなく、日本航空(JAL)の再建にも辣腕を振るった稲盛氏はまさに経営の偉人。
京セラ株式会社の社長や会長職を退いたあとも、稲盛氏の思想は京セラグループに絶大な影響を与えています。
京セラグループは、稲盛氏の企業・人生哲学「京セラフィロソフィ」に基づいた経営がおこなわれ、「人間として何が正しいか」を判断基準に、公明正大な経営を実践しています。
電子機器やセラミックなどのほかに、携帯電話を京セラは製造しています。
携帯電話は現在の私たちにとって生活必需品です。
京セラの携帯電話を使っているというかたも多いのではないでしょうか。
会社HP:http://www.kyocera.co.jp/
2.日本電産(NIDEC CORPORATION)
創業:1973年
本社:京都市南区久世殿城町338番地
従業員数:連結社員数107,062名/単独社員数2,392名(2017年3月末現在)
(※連結社員数・・・連結会社を含めたグループ全体の社員数のこと。
単独社員数・・・該当する会社単独の社員数のこと。)
売上高:1兆1993億1100万円
平均年収:643万円
新卒採用者数:500名(2018年)
精密小型モータなどの精密機器をはじめ、機器装置や電子工学部品などを展開する大手機器メーカーです。
永守重信氏が1973年に4人で日本電産を創業したのが始まりです。
永守氏の経営哲学は「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」。
徹底的な実践主義で成果を生み出し、会社を発展させました。
日本電産はM&A(企業の買収や合併)に積極的な会社としても有名です。
優秀な技術を持つ会社を買収し、子会社化して再建させるなど、M&Aを次々と成功させて、日本電産は規模を拡大していきました。
現在、日本電産は精密小型モータの開発・製造において世界一のシェアを継続しています。
精密小型モータと聞くと、普段の生活であまり馴染みがないかもしれません。
しかし精密小型モータは機械製品の内部や、製造段階などで必要な部品です。
小型で軽量のブラシレスDCモータは、ダイソンの掃除機や最近の高級扇風機などに使用されています。
日本電産のブラシレスDCモータにおける世界シェアは46%で、2位の15%や3位の10%に比べて圧倒的1位を誇ります。
そのほか、HDD用スピンドルモータで世界シェア80%など、数多くの製品で世界シェア1位を記録しています。
売上高1兆円超えという数字も、ビジネス規模の大きさを物語っていますね。
モータは普段あまり目にしないかもしれませんが、実は大きな働きをしています。
日本電産はそのモータの製造・販売で世界屈指のシェアを誇り、世に大きく貢献している企業だと言えそうです。
会社HP:http://www.nidec.com/ja-jp/
3.村田製作所(Murata Manufacturing Co., Ltd.)
創業:1944年
本社:京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
従業員数:連結社員数59,985名 /単独社員数7,906名 (2017年3月末現在)
売上高:1兆1355億2400万円
平均年収:759万円
新卒採用者数:294名(2018年)
電子部品専業メーカーとして世界トップクラスに位置する村田製作所。
電子材料を用い、最先端の電子部品や高密度なモジュールなどを設計しています。
材料から製品までの一貫生産体制を構築し、エレクトロニクス業界をリード。
製品の90%以上が海外で販売されるなど、グローバルに製品やサービスを展開しています。
ショックセンサが世界シェア95%、Wi-Fiモジュールが世界シェア60%、SAWフィルタが世界シェア50%、など、多くの電子部品で世界シェアNo.1を獲得しています。
世界中で村田製作所の製品が使用されていることがこのデータから分かります。
そして、村田製作所のイメージと言えばやっぱり、自立走行型ロボット「ムラタセイサク君」ですね。
自転車に乗って平均台の上を走行する姿がとても印象的でした。
この「ムラタセイサク君」から伺い知れるのは、村田製作所がもつ高い技術力です。
高い技術力でつくられた電子部品により、村田製作所は世界を支えているのですね。
会社HP:https://www.murata.com/ja-jp
4.オムロン株式会社(OMRON Corporation)
創業:1933年
本社:京都市下京区塩小路通堀川東入
従業員数:連結社員数36,008名/単独社員数4,443名(2017年3月末現在)
売上高:7942億100万円
平均年収:794万円
新卒採用者数:88名(2018年)
体温計や血圧計などの医療機器が有名な、大手電気機器メーカーです。
オムロン株式会社は、立石一真氏が「立石電機製作所」を創業したことに始まります。
その後、商号を「立石電機株式会社」に変更しました。
「立石電機株式会社」だった時代に本社を置いていた京都市右京区花園の通称「御室」(おむろ)から現在の社名がとられました。
健康医療機器・サービス事業に加え、制御機器・FAシステム事業、電子部品事業、車載電装部品事業などの事業を展開しています。
家庭用電子血圧計は世界トップシェアを誇るなど、電気機器メーカーとして高い知名度を誇ります。
オムロン社の体温計や電子血圧計を使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
私もオムロン社の体温計を使ったことがあるのですが、早く正確に体温が計測されるのでとても信頼感が持てます。
5.任天堂株式会社(Nintendo Co., Ltd.)
創業:1889年
本社:京都市南区上鳥羽鉾立町11-1
従業員数:連結社員数5,458名/単独社員数2,189名(2017年9月末現在)
売上高:4890億9500万円
平均年収:928万円
新卒採用者数:59名(2018年)
世界屈指のゲーム機メーカーと言えば、必ず名前が挙がる「任天堂株式会社(以下:任天堂)」。
創業当初は、花札やトランプを製造・販売していました。
1970年代後期からは家庭用ゲーム機の開発を開始し、1983年に家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売。
この「ファミコン」用ソフトとして1985年に発売した「スーパーマリオブラザーズ」は世界的な大ヒットとなりました。
このほか家庭用ゲーム機としては、スーパーファミコン(1990年)、NINTENDO64(1996年)、ニンテンドーゲームキューブ(2001年)、Wii(2006年)などのヒット作を発売しました。
2017年にはNintendo Switchが発売され、日本国内で品切れが続出するなど大ヒットとなりました。
携帯用ゲーム機としては、1980年にゲーム&ウォッチを発売。
続いて、ゲームボーイ(1989年)、ニンテンドーDS(2004年)、ニンテンドー3DS(2011年)などのヒット作を発売しました。
私は、ゲームキューブやWiiなどで友だちと楽しく遊んだ記憶があります。
また現在、私の周りではNintendo Switchが大人気で、友人の多くが楽しくゲームをしています。
昔から現在まで多くの人に親しまれる有名ゲームのメーカー本社が京都にあるというのは、とても驚きです。
新卒採用はゲームプログラミングをおこなう理工系やCGデザインをおこなうデザイン系のほか、サウンド系、制作企画系など幅広く募集されています。
会社のホームページはファビコン(ウェブサイトのイメージアイコン)がマリオになっていて、とても可愛いので一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
会社HP:https://www.nintendo.co.jp/corporate/
6.ローム株式会社(ROHM Co., Ltd.)
創業:1958年
本社:京都市右京区西院溝崎町21
従業員数:連結社員数21,308名(2017年3月末現在)
売上高:3520億1000万円
平均年収:738万円
新卒採用者数:133名(2018年)
半導体やLEDを扱う電子部品メーカーの大手会社です。
集積回路(LSI)や半導体、モジュールが売上の大半を占めています。
佐藤研一郎氏が立命館大学在学時に考案した炭素皮膜抵抗の特許を元に創業しました。
社名のROHM(R:抵抗 Ohm:抵抗を示す単位)は、この炭素皮膜抵抗に由来します。
クリスマス時期には、会社前の五条通と佐井通沿いの街路樹に電球やLEDを使ったイルミネーションが飾られ、地元の観光・デートスポットになっています。
京都にお住まいなら、クリスマスシーズンにローム本社前のイルミネーションを眺めたことがあるというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ローム株式会社は「ロームシアター京都」のスポンサーも務めています。
ロームシアター京都は、2016年1月に京都・岡崎にリニューアルオープンした劇場です。
リニューアルオープンしたことで新しく綺麗になり、多くの人に親しまれています。
ロームシアター京都は、文化芸術の創造・発信拠点として、京都のまち全体の発展に寄与することを目指しています。
ローム株式会社は、半導体やLEDなどの電子部品メーカーとして産業の発展はもちろん、ロームシアター京都のスポンサーという立場で文化面にも貢献している企業だと感じました。
会社HP:http://www.rohm.co.jp/web/japan/
7.島津製作所(SHIMADZU CORPORATION)
創業:1875年
本社:京都市中京区西ノ京桑原町1番地
従業員数:連結社員数11,528名(2017年3月末現在)
売上高:3424億7900万円
平均年収:812万円
新卒採用者数:104名(2018年)
分析機器、計測機器、医用機器などの製造をおこなう企業です。
2002年に従業員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞したことでも話題になりました。
分析機器は最先端の分析技術で様々な分野の研究に活用されています。
計測機器は計測・検査技術で暮らしの安全に結びつき、医用機器は病気の早期発見に貢献しています。
「田中耕一 記念質量分析研究所」も設立され、質量分析計の基礎研究開発がおこなわれています。
この施設はノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が所長を務めています。
現在、田中氏は島津製作所のシニアフェローに就任しています。
田中耕一さんがノーベル賞を受賞したのは2002年、今から15年前です。
当時私は小学校入りたてくらいの時期でしたが、田中さんがテレビによく出ていたのは未だに覚えています。
サラリーマンがノーベル賞をとってしまうなんて本当にすごいと感じます。
その田中さんが勤めていた会社が京都に本社を構える島津製作所だったということに驚きました。
会社HP:https://www.shimadzu.co.jp/
8.株式会社SCREENホールディングス (SCREEN Holdings Co., Ltd.)
設立:1943年
本社:京都市上京区堀川通寺之内上る四丁目天神北町1番地の1
従業員数:連結社員数5,422名(2017年3月末)
売上高:3002億3300万円
平均年収:920万円
新卒採用者数:62名(2018年)
半導体・液晶製造装置などの製造で高いシェアを誇る会社です。
半導体製造装置、液晶製造装置が業績の大半を占めています。
とくに世界シェア80%を誇る液晶パネル用コーターデベロッパーをはじめ、半導体ウエハ洗浄装置や印刷版出力装置などで世界シェアトップクラスに位置しています。
株式会社SCREENホールディングスは、前身の「大日本スクリーン株式会社」という名前のほうがお馴染みのかたも多いのではないでしょうか。
大日本スクリーンは、京都で石田旭山印刷所が創業したことが始まりです。
その後、写真製版用スクリーンの国産化に成功するなど、世界有数の製版機器の総合メーカーへ成長していきました。
2014年に持株会社体制へ移行し、現社名である「株式会社SCREENホールディングス」へ変更となりました。
堀川通りに面した道に株式会社SCREENホールディングスの本社があります。
堀川通りを歩く際にときどき外から建物を眺めていたのですが、世界シェアトップクラスの製品をもつ企業がこのように身近にあったことに驚きました。
会社HP:http://www.screen.co.jp/index.html
9.株式会社ワコールホールディングス(Wacoal Holdings Corp.)
創業:1946年
本社:京都市南区吉祥院中島町29
従業員数:連結社員数22,157名(2017年3月末現在)
売上高:1958億8100万円
平均年収:748万円(株式会社ワコール)
新卒採用者数:39名(2018年・株式会社ワコール)
女性用下着メーカーでトップシェアを誇る衣料品メーカーです。
日本の女性用下着といえばワコール、というくらい高い知名度を誇ります。
塚本幸一氏が和江商事を創業し、高島屋との取引などで女性用下着を取り扱うようになりました。
現在は女性用下着を中心に、インナーウェアやスポーツウェアの製造販売もおこなっています。
「女性のココロとカラダに寄り添うブランド」を目指し、高品質な女性用下着を提供。
戦後の日本におけるブラジャーの普及に貢献しました。
2008年には「株式会社ピーチ・ジョン」を完全子会社化するなど、若者向けのカジュアルな女性用下着の分野にも進出しました。
ワコールの会社としての特徴は、なんといっても女性従業員の比率が約88%と大変多いことです。
また、取締役12名のうち半数の6名が女性で、女性の管理職比率は20.4%です。
これらの数字から、ワコールは女性従業員が多く活躍している企業であることが分かります。
社会に出て活躍したいと考える女性にはピッタリの企業ではないでしょうか。
ワコールは「京都サンガF.C.」のオフィシャルスポンサーを務め、ユニフォームの提供もおこなっています。
会社HP:http://www.wacoalholdings.jp/
10 .ニチコン株式会社(Nichicon Corporation)
設立:1950年
本社:京都市中京区烏丸通御池上る
従業員数:連結社員数2,158名(2017年3月31日現在)
売上高:1004億100万円
平均年収:655万円
新卒採用者数:56名(2018年)
アルミ電解、フィルムなど各種コンデンサーの製造・販売で世界有数の会社です。
コンデンサー(蓄電器)とは、静電容量により電荷を蓄えたり放出したりする受動素子のことです。
ニチコン株式会社は電子機器用コンデンサーの製造で高いシェアを誇ります。
電力用コンデンサーのほか、電気自動車(EV)用の車載充電器や家庭用蓄電システムの販売もおこなっています。
ニチコンの本社は烏丸御池にあります。
地下鉄烏丸線で「烏丸御池」駅に差し掛かると、ニチコンについてのアナウンスがされることでお馴染みのかたも多いのではないでしょうか。
京都の本社は円筒上でガラス張りの建物が印象的です。
ニチコングループとしては海外にもおよそ20の製造・販売拠点を持っています。
京都にとどまらず、海外にも事業を展開する企業だということが分かりますね。
海外も視野に働きたいというかたは一度チェックすべき企業だといえそうです。
会社HP:http://www.nichicon.co.jp/top.html
11 .株式会社イシダ(ISHIDA CO.,LTD.)
設立:1893年
本社:京都市左京区聖護院山王町44番地
従業員数:(2021年6月21日時点):連結3,929名/単独1,580名
売上高:(2021年3月決算):連結1313億円/単独962億円
新卒採用者数:108名(2020年卒)
新卒募集業種:事務系、技術系→募集人数 51~100名
・事務系→国内営業、海外営業、総務、企画・マーケティング、営業アシスタントなど
・技術系→製品開発・設計、営業技術、システムエンジニア、調達エンジニアなど
・全国コース(営業職、技術系)→転居を伴う転勤あり。全国転勤を前提とする。
・地域コース(営業アシスタント、営業事務)→転居を伴う転勤なし。各事業所での勤務を前提とする。
新卒初年度月収例(2021年4月実績):
・全国コース
博士卒25万1400円
修士卒23万7700円
大学卒21万5500円
高専(専攻)卒21万5500円
高専(本科)卒18万9900円
短大卒17万7550円
専門卒17万7550円
・地域コース
大学卒18万9550円
短大卒17万1550円
専門卒17万1550円
株式会社イシダは1893 年(明治26 年)の創業以来、民間初のハカリメーカーとして、日本経済、産業技術の発展に貢献してきました。
現在では「川上から川下まで網羅する『食のインフラ』を提供」(公式HPより)の言葉通り、世界100 カ国以上で、産地から、食品工場、物流、小売にいたるまで、食にかかわるすべての現場で活躍する製品を提供しています。
また、「食」の現場で培った技術を物流や工業など他の分野にも応用しています。
日本で袋詰めされているものの8割がイシダの機械を使っているんだとか!
あなたが今日、口にした食材も、どこかでイシダの製品に触れているかもしれませんね。
会社HP:https://www.ishida.co.jp/ww/jp/
京都の老舗・中小・ベンチャー5選
京都に本社を構える大手企業がたくさんあるということが分かりましたね。
いやー、びっくり。
しかし、京都は大手企業だけが有名というわけではありません。
京都には魅力的な老舗・中小・ベンチャー企業も多数あるんです!
皆さんはいくつご存じでしょう?
ここからは、注目すべき「京都の老舗・中小・ベンチャー企業」をピックアップして、設立年度順に紹介していきます!
京都の老舗・中小・ベンチャー5選
1.よーじやグループ
2.ポノス株式会社
3.株式会社はてな
4.GLM株式会社
5.株式会社プラスワン
1.よーじやグループ
設立:1953年
事務所:京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町538番地
京都を代表する老舗企業「よーじや」。
あぶらとり紙を中心とした和製化粧品を販売しています。
京都にお住まいのかたや京都に訪れたことのあるかたは、このオリジナル化粧雑貨を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
このデザインは「京女が映る手鏡」がモチーフになっているそうですよ。
「よーじや」は初め、1904年に國枝商店として創業しました。
その後、新京極にお店を移し「よーじや」と店名を改めました。
現在は羽田空港や成田空港、関西空港などでも販売されており、京都だけでなく、全国的に有名になっています。
また最近では京都市内を中心に「よーじやカフェ」がつくられ、抹茶やお茶菓子が提供されています。
老舗企業と言えど、様々な新規事業に取り組む「よーじや」は、チャレンジ精神のある「老舗ベンチャー」の一つと言えるかもれません。
会社HP:http://www.yojiya.co.jp/pages/company.html
2.ポノス株式会社
設立:1990年
本社:京都市下京区立売東町12-1 日土地京都四条通ビル
ゲームソフト開発を手がける会社です。
2012年に配信を開始した「にゃんこ大戦争」が3100万ダウンロードを超すヒット作となりました。
スマートデバイス向けゲームの開発を中心に、自社で企画・開発するオリジナルゲームを配信。
App Store、Google Play等のマーケットを通じて海外市場にも展開しています。
代表作は「にゃんこ大戦争」。
キモカワにゃんこ軍団を引き連れ、敵と戦闘し土地を征服していくゲームです。
にゃんこ軍団の「キモかわいさ」が魅力となっています。
私の友人たちの多くが「にゃんこ大戦争」を楽しくプレイしており、人気あるゲームだということを実感しています。
このような人気ゲームをつくった会社の本社が京都にあるということを知ったときは驚きました。
ポノス株式会社はその他にも、「なめすた」「激問」などのゲームアプリを展開。
今後はゲームラインナップのさらなる充実を目指しています。
3.株式会社はてな
設立:2001年
住所:京都市中京区御池通間之町東入高宮町206 御池ビル9F
「はてなブログ」「はてなブックマーク」などのサービスが有名な「株式会社はてな」の本社も、実は京都にあります!
2001に京都市下京区で「有限会社はてな」が設立されました。
2004年に本社を東京都渋谷区へ移転した後、2008年に本社を京都市中京区に戻しました。
そこから現在まで京都を本社にしています。
「コンテンツプラットフォーム」事業では、テキストや画像を配信・拡散できるプラットフォームを提供。
ブログサービス「はてなブログ」や、ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」は、多くのユーザーに利用されています。
そのほか、「コンテンツマーケティング」事業では、他企業のコンテンツ配信を通したマーケティング活動を実施。
「テクノロジーソリューション」事業では、技術やサービスを他企業にソリューションとして提供するなど、インターネットを使った様々なサービスを提供しています。
「はてなブログ」や「はてなブックマーク」といった有名なサービスを提供する会社の本社が京都にあるというのはとても驚きました。
京都を拠点につくられたインターネットサービスが日本全国の人々に利用されていると思うと、すごいですね。
4.GLM株式会社
設立:2010年
本社:京都市左京区吉田本町京都大学VBL
2016年にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で紹介され、話題となったのが記憶に新しい、電気自動車(EV)を手がける自動車メーカーです。
1996年、京都大学のベンチャー・ビジネス・ラボラトリーで「京都電気自動車プロジェクト」が発足しました。
このプロジェクトの技術や企業ネットワークを受け継ぎ、2010年に小間裕康氏がGLM株式会社を設立しました。
GLM株式会社は電気自動車(EV)を手がける「完成車事業」のほか、技術ノウハウを提供する「プラットフォーム事業」を展開。
「完成車事業」では100社以上の直接取引先と共にGLMエコシステムを構築し、国土交通省からの自動車認証も取得しています。
京都が生んだスポーツカーブランド「トミーカイラ」を継承し、2014年には日本発となるスポーツEVの「トミーカイラZZ」を発売しました。
現在は次世代EVスーパーカー「GLM G4」の開発を進めています。
自動車分野にベンチャー企業が参入するのは珍しいケースなのでワクワクしますね。
車好きのかたはとくに要チェックの企業です。
会社HP:https://glm.jp/jp/
5.株式会社プラスワン
設立:2010年
住所:京都市中京区円福寺町338 樋口進和ビル6F
「注目の西日本ベンチャー100」に選出された、インターネットメディア事業やWEBコンサルティング事業をおこなうインターネット企業です。
様々なメディアを運営するなかで蓄積したノウハウを顧客に提供しています。
そう、言わずと知れた「Wa! 京都を発掘する地元メディア」の運営を担う会社でもあります。
インターネットメディア事業では、「WEB集客」や「企業の認知度向上」に特化したホームページやポータルサイトを制作し、顧客の売りたい・サービスを広めたいというニーズに対して、WEBを用いた最適なアプローチを提案しています。
WEBコンサルティングでは、市場調査とユーザー分析に基づいたコンサルティングを実施。
ホームページの改善、アクセス数の増加、集客・売上の改善といった顧客の目標に応じて、コンサルティングやブランディングをおこなっています。
会社HPにはホームページの制作実績などが掲載されています。
WEBに興味のあるかたはぜひ一度チェックしてみてください。
会社HP:https://www.plus1-one.co.jp/
編集後記
京都の大手企業と老舗・中小・ベンチャー企業について調査し、まとめました。
有名企業の本社が京都に意外と多くあるということが大きな発見でした。
とくに大手メーカーの本社が京都には多数あり、京都はモノづくりが盛んであるということが実感として分かりました。
また、インターネット技術を用いた新しい取り組みをしている京都の中小・ベンチャー企業を見つけることができました。
経済の中心とされる東京や大阪ではなく、京都に本社を構えた多くの企業が発展していきました。
歴史があり文化も豊かな京都の街は、企業が腰を据えて事業をおこなう上で最適な土地なのかもしれません。
京都を拠点にしている企業は他にもたくさんあるので、興味あるかたは調べてみても面白いと思います。
今回の記事では、京都の大手、老舗、中小、ベンチャーなどのうち、魅力ある企業をピックアップして紹介しました。
京都で就職をしたい!と考えているかたはぜひ一度、上記の企業をチェックしてみてはいかがでしょうか。