京都の市バスを賢くお得に乗りこなす方法
京都市内の交通手段の要はバス!と言っても過言でないほど、京都のバスは発達しています。
京都市内の路線バスには、京都市バス、京阪バス、JRバス、京都バスの4つがあります。
なかでも京都市が運営する「京都市バス」は市内のどこにでも行けてしまうほど、路線が充実しています。
今回は、そんな京都市バスを賢く便利に使いこなすコツをお伝えいたします。
市バスにお得に乗る方法
1.家族、友達とシェアしてもOK。市バスフリー定期券
一般的に通勤や通学で使う定期券は、乗るバス停から降りるバス停までのみ、乗り降りが自由で、その定期を使えるのも本人だけです。
しかし、京都市バスが発行しているフリー定期券にはそういった制限が一切ありません。
まず、フリー定期券は、登録(購入)した本人以外の誰が使用しても大丈夫です。
一家に一枚あれば、おかあさんが買い物に行くとき、おじいちゃんが病院に通うとき、休日に子どもが遊びに行くときなど、家族内で使用することもできます。
会社など職場で購入し、スタッフが使いまわすことももちろん問題ありません。
また、市バスの料金均一区間内(230円で乗れる範囲)であれば、どこから乗ってどこで降りても大丈夫です。
さらに、市内中心部の料金均一区間内にエリアをプラスした定期もあります。
2.1000円で1100円分乗れるトラフィカ京カード
トラフィカ京カードは、京都市バスだけでなく、京都市営地下鉄でも利用できます。
1000円で1100円分使えるとってもお得な乗車カードです。
しかも、市バスから市バス、市バスから市営地下鉄に乗り換えるときに、2つ目の乗車賃を自動で値引きしてくれるんです。
1台目のバスを降りたときから、2台目のバスに乗って降りるまでが90分以内の場合、2台目のバス運賃から90円が引かれます。(小児40円引き)
市バスから地下鉄、その逆で地下鉄から市バスの場合は60円が引かれます。
目的地が遠いと市バスだけではかなり時間がかかってしまうこともあるので、地下鉄と組み合わせることで、時間短縮、料金もお得になるのでとっても便利です。
お財布に一枚常備しておくのをオススメします。
トラフィカ京カードは、地下鉄のチケット販売機などで購入できます。
3.観光、買い物には「一日乗車券」が間違いない
市バスの一日乗車券はたったの500円。
これがあればその日は乗り放題です。
通常の料金が230円ですから、3回乗ればもとがとれます。
寺社仏閣などの観光地は京都市内に点在していますが、最近ではオシャレなカフェ、雑貨屋さんも中心地から離れたところにたくさんできてきましたので、お買い物にも役立つでしょう。
京都市民も知らない、市バスのうんちく
1.終バスを見分ける方法
各路線の最終のバス(終バス)は、日中に走っているバスとは異なるところがあるのをご存知でしょうか?
注目していただきたいのは、バスの系統番号が表示されている部分です。
そこが通常は白いライトで照らされているのですが、終バスのときは「赤色」のライトで系統番号が照らされているんです。
ちなみに、終バスの1本前のバスの場合は「緑色」のライトが点いています。
2.交差点のバス停の位置にはルールがある
京都では場所を示すときに交差点の名前を言うことが多いです。
烏丸御池、四条河原町、堀川今出川というように、南北に通る道と、東西に通る道を組み合わせることがあります。
バス停の多くもこの交差点に置かれています。
しかし、この場合、バス停が交差点の先にあるのか、手前にあるのか、いったいどこにあるのかわかりませんよね。
私もずっと難しいなぁと思っていたのですが、最近、バス停の位置にルールがあることを発見しました。
ルール① バスが交差点を直進するときは交差点の先にバス停がある
ルール② バスが左折をするときは交差点の手前にバス停がある
ルール③ バスが右折をするときは交差点を右折した先にバス停がある
もちろん、全てが当てはまる訳ではありませんが、ほとんどこのルールでいけます。
もし、バス亭の位置に迷ったときはこれを思い出してみてください。
以上、京都市バスを賢く乗りこなす方法でした。