GMOあおぞらネット銀行は、大手普通銀行のあおぞら銀行と大手IT企業GMOインターネットが、共同で設立したネット銀行です。
2018年7月の誕生以降、高いセキュリティ性と便利なVISAデビットを備えた口座が開設できると評判の高いネット銀行です。
GMOあおぞらネット銀行は個人の口座開設はもちろん、法人や個人事業主も事業用の口座を開設することができ、屋号付き口座の開設も可能です。
今回は、法人・個人事業主がGMOあおぞらネット銀行で事業用の口座を開設する方法と、GMOあおぞらネット銀行で事業用口座を開設するメリットを紹介します。
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ビズローン編集長:田中 -
当サイト「ビズローン」の運営をしております、田中と申します。
中学3年生のとき、父親の借金によって家庭が崩壊・・・。
その後、母親の勤務している医療法人の奨学金制度を利用して4年制大学へ。
毎月5万円ずつの奨学金の返済を継続中。
しかし、この借金を背負ってでも、大学に行った経験はかけがえのないものとなっています。
借金の酸いも甘いも知るオトコとして、みなさんの資金調達のお困りごとを解決するサポートをしていきます!
口座開設はネットからカンタン申込
法人でも個人事業主でも、あおぞらネット銀行の口座開設は、ネットから簡単に申し込むことができます。
ただし、個人事業主が事業用の口座を開設するためには、先に個人口座が必要なので、まずは個人口座の開設を申し込んでください。
法人の口座開設方法
法人がGMOあおぞらネット銀行で事業用口座を開設するなら、まずはネットで申込を開始します。
以下の申込画面で必要情報を記入していきましょう。
申込画面は1枚のページにまとまっているので、わずらわしさもなく簡単に申し込みができます。
会社情報の入力
まずは会社情報の入力です。自身の法人の情報を正確に入力していきましょう。
連絡先情報の入力
つづいて連絡先の情報を入力します。
固定電話がない場合は携帯電話でも大丈夫です。
代表者情報と取引責任者情報の入力
続いては代表者情報と取引責任者情報の入力です。
代表者と取引責任者が同じ場合は、入力を省略できます。
申込口座などの入力
申込口座とカード情報、実質的支配者情報を入力してください。
VISAデビットカードは、GMOあおぞらネット銀行の最大の魅力ですので、かならず発行しておくようにしましょう。
各種同意事項
プライバシーポリシーや反社会勢力ではないことの表明など、各種同意事項にチェックを入れていきます。
最後に口座申込書の郵送を希望するかどうかなどをチェックし、確認ボタンを押して申込へ進みましょう。
法人の口座開設に必要な書類
法人が口座の開設には審査があり、以下の書類を郵送で提出する必要があります。
口座開設にの必要書類(法人) | |
---|---|
法人の確認書類 (2点とも必須) |
・履歴時効全部証明書(登記簿謄本) ・印鑑証明書 |
事業内容が 確認できる書類 (いずれか1点) |
・会社概要・事業内容・取扱商品・取扱内容等が確認できるホームページのアドレス ・会社案内、パンフレット、チラシ ※上記の書類がない場合 ・各行政機関発行の許認可証 ・請求書、発注書、受注書、納品書など ・各種契約書 ・企画書、提案書 |
法人番号の確認書類 (いずれか1点) |
・法人番号指定通知書(写し) ・発行から6ヶ月以内の法人番号印刷書類 |
取引担当者の 本人確認書類 (いずれか1点) |
・運転免許証 ・各種健康保険証 ・マイナンバーカード など |
法人の確認書類
法人の実態を確認するための書類として以下の2点がどちらも必須です。
・印鑑証明書
いずれも発行から6ヶ月以内の原本に限ります。
事業内容が確認できる書類
どんな事業を営んでいる法人なのかを伝える書類が必要です。
・会社案内、パンフレット、チラシ
上記の書類が用意できない場合は、下記の書類いずれかの写しで代用できます。
・請求書、発注書、受注書、納品書など
・各種契約書
・企画書、提案書
法人番号の確認書類
法人番号の確認書類として下記のどちらかを提出してください。
・発行から6ヶ月以内の法人番号印刷書類
取引担当者の本人確認書類
運転免許証や保険証など、一般的な本人確認書類で大丈夫です。
マイナンバーカード(個人番号カード)にも対応してくれます。
個人事業主の口座開設はまず個人口座から
GMOあおぞらネット銀行で、個人事業主が事業用の口座を開設するには、まず個人用の口座を開設しておく必要があります。
個人用の口座は本人確認書類のみで申込できるので、まだGMOあおぞらネット銀行の個人口座を持っていないのなら、まずはそちらから申し込んでください。
個人口座を開設後、お客様情報の設定から、改めて個人事業主口座を申し込むことになります。
個人事業主口座は提出する書類が少ない
法人とは違い、個人事業主が事業用口座を作るために必要な書類はわずかです。
・事業内容がわかるホームページのURLまたは会社パンフレット、チラシなど
さらに、法人が口座を開設ための必要書類は、郵送で送らなければならないのに対し、個人事業主の必要書類はカメラで撮影してアップロードするだけとかなりお手軽です。
個人事業主の口座は法人成りできない
個人事業主の口座開設で1点注意しておきたいのが、法人成りしたとき改めて法人用の口座を開設しなければならないことです。
個人事業主として作った口座をそのまま法人用の口座にすることはできないことを覚えておいてください。
VISAデビット付きキャッシュカードがとにかく便利
GMOあおぞらネット銀行で口座を開設する最大のメリットが、シンプルで使い勝手のいいVISAデビットが年会費無料で利用できることです。
VISA加盟店であれば、もちろん世界中のどこでも利用可能。
そんなGMOあおぞらネット銀行のVISAデビットには5つの特長があります。
②ショッピング利用の1.0%がキャッシュバック
③1社につき最大20枚発行可能
④1000万円までの買い物保証
⑤口座が開設できれば審査なしで受け取れる
年会費が永久無料
GMOあおぞらネット銀行のVISAデビットは、年会費無料で利用することができます。
無料で利用するための条件もなく、初年度だけ無料というわけでもありません。
他行でもキャッシュカードにVISAデビットが付帯するものがありますが、期間も条件もなく無料で利用できるものは珍しいですね。
ショッピング利用の1.0%がキャッシュバック
GMOあおぞらネット銀行のVISAデビットを利用すると、法人の場合1.0%、個人事業主の場合0.6%のキャッシュバックが発生します。
ポイントになって現金還元やマイル還元できるものもいいですが、直接現金でバックがあるというわかりやすさも使い勝手がいいポイントです。
広告費支払いに最も利用されている
ちなみに、GMOのVISAデビットが最も利用されているのは、GoogleやYahooなどの広告費用です。
金額がばかにならない広告費。
つねに1%のキャッシュバックがあるのはありがたいですよね。
ポイント獲得の上限なしと太っ腹!多くの方が利用しているのも納得です
1社につき最大20枚発行可能
このVISAデビットは1社につき20枚まで発行できるため、中小規模の法人であれば、経費を使う社員に持たせてその管理をカンタンに行うことができます。
お金の流れがわかりやすくなるため経費を不正に使われることもなくなる上、キャッシュバックで経費を浮かせることもでき、1石3丁の効果があるカードです。
1000万円まで買い物保証
個人では100万円が限度のところ、法人なら1,000万円の買い物保証がついています。
会社の経費として高額な買い物をした時など、安心して利用できますね。
口座が開設できれば審査なしで受け取れる
GMOあおぞらネット銀行のVISAデビットはキャッシュカードと一体となっており、口座が開設できれば追加の審査ナシで手に入れることができます。
デビットカードは使いすぎないから安心
クレジットカードと違いデビットカードは、支払いの度に預金口座から利用額が引き落とされる仕組みです。
そのため、口座に入っている金額しか利用することができません。
だからこそ発行に審査が必要なく、使いすぎて債務が増えてしまう心配もないのです。
個人事業主も発行可能
法人だけではなく個人事業主も、審査ナシでVISAデビットカードを発行することができます。
事業用のみで利用すれば、プライベートな資金と事業用資金の仕訳が用意になり、開業仕立てでは浮くりにくい法人カードの代わりを果たしてくれます。
振込手数料と3つの振込サービス
GMOあおぞらネット銀行の振込の仕組みとメリットを4つのポイントで紹介します。
②最大9,999件一括で振り込める総合振込
③最大100件まで定額自動振込
④入金専用のバーチャル口座
振込手数料がお手頃
GMOあおぞらネット銀行の振込手数料は以下の通りです。
振込手数料 | |
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当行宛 | 無料 |
他行宛3万円未満 | 150円+税 |
他行宛3万円以上 | 238円+税 |
他行の振込手数料と比較すると若干お得な金額設定となっています。
最大9,999件一括で振り込める総合振込
総合振込は、1度の振込依頼で、最大9,999件同時に振り込むことができるサービス。
このサービスが、なんと無料で利用することができます。
最大100件まで定額自動振込
オフィスの家賃や光熱費、決まっている取引先への支払いなど、毎回振込依頼をするのが面倒な方におすすめなのが定額自動振込のサービスです。
最大100件、最長99日先までの振込を自動化してくれるサービスで、こちらももちろん無料で利用できます。
入金専用のバーチャル口座
入金口座をお客様ごとに作成することができるのがこのバーチャル口座。
入金先の管理も楽になり、専用の口座を用意することで取引相手に好印象をもってもらうことができます。
高いセキュリティの理由
GMOあおぞらネット銀行のセキュリティが高いと言われる理由は2つ。
電子証明書が無料発行できることと、最大20のビジネスIDまたは口座を設定することができるからです。
電子証明書が無料
GMOあおぞらネット銀行は、電子証明書を無料で発行することができます。
電子証明書は利用端末を認識するためのもの。
これを使えば、電子証明書のない端末でWEB上の手続きができなくなるので、例えログインIDやパスワードが外部に漏れたとしても、端末が奪われない限り不正利用を防ぐことができます。
ビジネスID
ビジネスIDとは口座を利用することができる権限のことです。
ビジネスIDを設定することで、権限をもった人間しか口座を利用することができず、不正利用を未然に防いだり、万が一の場合でも誰が何をしたのかを明らかにしたりできます。
法人の場合は最大20口座開設できる
法人の場合は、口座を最大20口座開設できるので、部署や利用者ごとに口座を割り振ることでビジネスID同等の管理が可能になります。
ビジネスIDも複数口座の開設も、もちろん無料で利用できます。
GMOあおぞらネット銀行の提携ATMは少ない?
GMOあおぞらネット銀行の口座から現金を引き出す場合、提携しているセブン銀行かイオン銀行を利用することになります。
引出し・預入ともに手数料として100円(+税)が発生します。
デビットカードがあればATMはほとんど使わない!
預金を引き出すことができるATMがセブン銀行とイオン銀行だけでは、数が少なくて不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、付帯しているVISAデビットを利用するのであれば、そもそも現金を引出す必要もなく、手数料も発生しません。
提携ATMの少なさや、手数料のことを心配する必要はないのです。
まとめ
GMOあおぞらネット銀行は還元率の高いVISAカードや振込サービス、セキュリティ対策の揃った万能な銀行口座。
どのサービスも無料で利用することができるので、初めて事業用の口座を作る法人や個人事業主にはぴったりの口座と言えます。
まだ事業用の口座を持っていないなら、ネットから口座開設を申し込んでみてください。